令和7年度 文教施設における多様なPPP/PFIの先導的開発事業(概要)
趣旨・背景
今後、多くの文教施設が老朽化による更新時期を迎える中、文教施設の整備・運営に民間の資金や創意工夫を活用することにより、効率的かつ効果的で良好な公共サービスを実現するため、多様なPPP/PFIを推進していく必要がある。
「PPP/PFI推進アクションプラン(令和6年改定版)」(令和6年6月3日 民間資金等活用事業推進会議決定)では、文教施設(スポーツ施設、文化・社会教育施設、大学施設)が重点分野として位置づけられ、コンセッション事業の活用を目指すため、令和8年度までに具体化すべき事業件数(5年件数目標)が設定されている。加えて、令和13年度までに具体化を狙う野心的な事業件数(事業件数10年ターゲット)は、目標値の上方修正が行われ、取組を促進していくこととされている。
これらを実現するため、文教施設においてコンセッション事業の活用を検討した取組が具体化されるよう、先導的事例の形成に向けた取組を実施する。
事業概要
令和7年度は、地方公共団体等によるコンセッション事業を含めた官民連携手法活用の検討支援のため、次の通り委託事業を実施する。
コンサルタントによる地方公共団体等に対する調査検討支援(事業規模:3,090万円を上限とする)
周知型支援:コンセッション事業を含めた官民連携手法による文教施設の整備・運営に関心を有する地方公共団体等に対し、導入検討に必要な専門知識の提供や助言を行うための勉強会の開催及び個別相談の対応を行う。
伴走型支援:所管文教施設の運営手法を検討中の地方公共団体等に対して、専門知識を持った者が現地を訪問し、現況調査・分析、関連企業等との情報交換、関連部署との合意形成等の検討過程についての伴走支援を行う。
対象:コンセッション事業を含めた官民連携手法に関心があり、情報収集や内部での検討を開始しようとする地方公共団体等。
令和7年度 文教施設における多様なPPP/PFIの先導的開発事業(概要)【文部科学省】 |